Climate Tech VCで半年働いて驚いたこと #1:VCはリスクを減らす仕事だった
Climate Tech VCで働き始めて半年が経ちました。スタートアップやテック企業で長く働いてきた私にとって、VCの世界は想像以上に新鮮で、これまで当たり前だと思っていたことが何度も覆されました。このシリーズでは、その中でも特に印象に残った気づきを紹介したいと思います。 VCはリスクを減らす仕事だった 私が最も驚いたのは、スタートアップとVCでは、リスクに対する向き合い方が一見正反対だったことです。そして、その背景には両者の時間軸の違いがあるのではないかと考えました。 シリコンバレー発のスタートアップで働いていると、リスクを取ることは仕事の一部だという考えが根付いています。例えばDoorDashでは、Bias for Action(まず行動する姿勢)が企業バリューの一つとなっており、ソリューションを素早くローンチし、試して、うまくいかない部分は随時変更していくことが成長の基本戦略となっています。つまり、失敗することで学びを積み重ねるという考えです。実際、DoorDashでは数週間で結果が分かる施策もあります。 これに対してVCは、年金基金や大学基金、企業、富裕層などの投資